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『キモノの入り口展』はじまりました!


NHのある人形町・日本橋エリアは、古くから染物問屋や、和装関連企業が数多く集まる地域です。NHメンバーの塩田は、Life Shift Platform(LSP)参加後、着物に携わる方々と接する機会が増えました。その中で着物業界が後継者不足や、職人不足に悩んでいることなども見聞きしました。何とかしたい…そのためには、まずは今よりも気軽に「キモノを着てみよう!」と思える人を増やすことが必要だと感じました。全国様々な場所で行われる、各種の着物イベントは、どうしても既にキモノを着ている人達、興味がある人達に向けての発信になりハードルが高くなりがちです。
 
エンガワギャラリーの隣にある、ATELIER MACHA は、20代~30代の女性のお客様が大変多いですが、着物で訪れる方はほとんどいません。本展示ではアトリエ抹茶に来たお客様が、隣の展示を何気なく見ていただく中で、キモノに興味を持って頂き、日本文化の一端としてのキモノの面白さを何かしら感じていただけることを目指しています。
 
 内容・主な見どころ
様々な価値観の中で、変化している着物を取り巻く環境などを「はじまりのキモノ」「未来のキモノ」「ノーボーダーな着物」「物語の中の着物」「着物行事カレンダー & 着物のお店MAP」という5つの切り口でご覧頂きます。「はじまりのキモノ」では、繭玉や、生糸、真綿などの素材を実際に触れて頂くことが可能です。「ノーボーダーな着物」では、個性的な着こなしで人気のインスタグラマー英国出身のSheila Cliff(シーラ・クリフ)さんや、雑誌「IWAKAN」の編集者でもある、Edo Oliver(エド・オリバー)さんなどを紹介しています。この展示を通してちょっとでも、「キモノを着てみたいな!」と思っていただけたら嬉しいです。

生糸/繭玉

企画:NHプロフェッショナルパートナー 塩田京子

私にとってのキモノの原体験は、幼少期に訪れた母の実家(埼玉県児玉郡)で見た、養蚕の風景でした。 既に、国内における養蚕は往時から比べると激減していますが、キモノと絹糸は切っても切れない関係にあるかと思います。本展示では、繭や生糸の手触りを感じていただき、その稀有な輝きを感じて頂きたいと思います。 同時に、これから先の世にキモノ文化を残していく為には、素材や技法などにも新しい試みを取り入れ、着こなしやルールについても、気候の変化や、ジェンダーについての考え方に合わせて変化することも必要ではないかとも思います。

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☆会期  :2023年10月4日(水)~2023年10月30日(月)
      平日10時~17時/土日11時~17時 
☆会場  :ニューホライズンパーク engawa GALLERY
      東京都中央区日本橋人形町1-5-8 人形町北浜ビル1階
☆入場料 :無料
☆内容  :はじまりのキモノ」「未来のキモノ」「ノーボーダーな着物」
     「物語の中の着物」「着物行事カレンダー & 着物のお店MAP」
      という5つの切り口での着物関連の展示
☆主催  :New Horizon Collective合同会社
     (企画チーム 塩田京子 山内龍介)
☆制作協力:イリエナナコ www.irienanako.com
      徳原賢弥 www.takayatokuhara.com
☆展示協力:VIVIDEEP maison店主宇野ビビディープ https://vivideep.10net.jp/
      Branded Inc. https://www.branded.jp/



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