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「NH田んぼプロジェクト3年の歩み」展はじまりました。


ご挨拶
 この度は、「NH田んぼプロジェクト3年の歩み展」に足を運んでいただき、誠にありがとうございます。 このプロジェクトは、2021年NHメンバーである神  健一が、伊豆の南西部に位置する静岡県で一番人口の少ない町・松崎町に移住し、松崎稲作塾代表の鈴木さんと出会ったことをきっかけにスタートしました。
 松崎稲作塾をはじめとして、地域の農家さんや役場や観光協会、地元の事業者の方々にご協力いただきながら、耕作放棄地になる予定だった田んぼでの農薬・化学肥料を使わない稲作体験、さまざまなアクティビティ、地元の方々との交流などを、参加メンバーみんなで楽しみながら、地域のために挑戦をしています。
 今年も無事に収穫することができました。出来上がった天の恵みと、これまで3年間の記録をご覧ください。                              
                   NH田んぼプロジェクトチーム一同

エンガワギャラリー展示

■NH田んぼプロジェクトは…

 伊豆半島の南西部に位置する静岡県で一番人口の少ない町「松崎町」で、耕作放棄地になる予定だった田んぼを舞台に、地元農家の松崎稲作塾のご協力をいただきながら、農薬や化学肥料を使わない稲作に挑戦しています。
 参加のきっかけは、「子どもに稲作を経験させてみたい」「耕作放棄地解消に少しでも役にたちたい」「普通の観光では経験できないことを」「もっと深く地域とかかわりたい」などさまざま。
 稲作体験やアクティビティ、地域との交流を楽しみながら、地域の課題に触れ地域を学び、地域活性の一助になれるよう活動しています。

 ■ご協力いただいているのは「松崎稲作塾」

人口減少に伴う後継者不足、増え続ける耕作放棄地に対する危機感から、「農をもっと身近に」をテーマに有機農家3名で稲作を教える塾を2017年からスタート。農家の一連の作業を座学と実技で学び、農家と話すことで、農の豊かさ、厳しさや、食を自給することの大切さを実感することができます。

塾長:鈴木茂孝(通称とんびさん)農水省を退職後1998年に松崎町に移住。野菜とお米の有機栽培を中心としたとんび農園を始める。現在は上記のほか農産加工やハーブレモングラスの栽培と加工品の販売に取り組む。都市農村漁村グリーンツーリズムインストラクター。


■伊豆の松崎町ってどんな町?

牛原山町民の森からの松崎町の風景

 松崎町は、伊豆半島西海岸南部に位置し、西は駿河湾に臨み、東には天城山系の山々を配し、世界ジオパークにも認定された豊かな大自然と、海運が盛んであった時代には、風待ち港として多くの人、物、文化の交流によって栄えた歴史があります。 学校や商業施設、医療機関など生活に必要なものがコンパクトにまとまって いながらも、海、山、川の豊かな自然環境がすぐそばにある恵まれた環境にあり、また棚田やなまこ壁の家並みが残っており、古き良き日本の原風景を身近に感じることができます。
 「花とロマンの里」をキャッチフレーズに人々の営みが、歴史、伝統、文化、風景だけでなく、御色々な人々が交流し、きょうどうすることで地域と人の心を美しく保っています。
  ただ他の地方同様に、人口減少による過疎化(松崎町は静岡県で一番人口が少ない町です)、少子高齢化が進み、担い手不足による経済の縮小や地域コミュニティの存続危機をはじめとして防災・観光・健康・介護・医療・子育て・交通などの課題が山積しています。 
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〈面積85.19k㎡総人口5,874人、世帯数2,879世帯(令和5年9月末現在)高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)49.9%(令和5年4月1日現在)〉
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松崎町長からのメッセージ

 松崎町は、古くは風待ち港として多くの人が訪れ、栄えてきた町です。
豊かな自然と歴史文化の薫る町を、再び元気にすべく奮闘しております。NH田んぼプロジェクトに参加のみなさまには、深い関係人口となって何度でも訪れていただき、何かしらの形で都会と地方を繋ぐ架け橋になっていただきたいと期待しております。
日本の原風景である農村景観や心癒やされる美しい夕日、満天の星空など、田舎と呼ばれるこの町で、ゆっくりと流れる時間を感じて、真の心の豊かさを取り戻していただけますとありがたいです。
                       松崎町長  深澤  準弥

深澤町長

松崎町副町長からのメッセージ 

 今回、私もNHの皆さんと一緒に稲刈りに参加させていただきました。慣れない作業による普段と違う疲労や筋肉痛が、むしろ心地よいくらいでした。その後には、町の実情をお話しさせていただき、いろいろな御意見をお聞かせいただきました。このNH田んぼプロジェクトをきっかけとして、都会と地方の関係が構築され、多くの方々と様々な形で繋がっていくことを希望しております。
                       松崎町副町長 木村 仁

木村副町長

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☆会期  :2023年11月8日(水)~2023年11月25日(土)
      10時~17時 (※11、12 、18、19 お休み)
☆会場  :ニューホライズンパーク engawa GALLERY
      東京都中央区日本橋人形町1-5-8 人形町北浜ビル1階
☆入場料 :無料
☆内容  :NH田んぼプロジェクト3年の歩みをパネル展示や
      ドローン映像で紹介
      収穫されたお米や農具の展示など
☆主催  :New Horizon Collective合同会社
     (企画チーム:神 健一、小川弦彦、石竹ゆかり/アートディレクション:齋藤穂高)
協力  :松崎稲作塾(塾長:鈴木茂孝)静岡県松崎町、松崎町観光協会