写実表現かイメージ表現か「そっくりなモノは作りたくない」と思っていた私が、考え直したその理由。
私はネコ専門の造形作家です。小さなレジン製のネコを作っています。私は「そっくり」と言われる事に抵抗感がありました。「そっくり」=「本物ではない」と思っていたからです。しかし最近、その思いに変化があり、そのいきさつをお話しさせてください。
今まで目指したのは「写実」ではなく「印象」。私のネコ作りは、猫を写実的に再現するのではなく自分にとっての「猫の印象」を形にすることを目指していました。
その具体的方法は、体は骨格や動きなどを含め写実的に表現し、頭部=顔は、あまり写実的より