【特集】NH230人が見たい世界

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【笠間健太郎の見たい世界】 もっと日常にアートを。企業とアートと人々をつなぎ、日本に感性の豊かさを広げたい。

ーー「統括CDというポストにまで登りつめた人が、電通を辞めてアートを広めたいと言っている?」
どういうことなのか。もったいなくはないのか。もうビジネスの世界からは身を引き、優雅な趣味の世界に生きるというのか。

しかし笠間さんのお話を聞くうちに、私の考えはまったく浅かったと思い知った。
アートを広めたいという思いは、優雅な趣味の世界ではない。日本の新しい活路を拓くための、強く、切実で、差し迫ったも

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【相馬健太郎の見たい世界】 「これでいいのだ」。経験を全開放して、何でもOKでやってみたらどうなるか…面白くなるしかないでしょ。

ーー植木等は歌った。「わかっちゃいるけどやめられない」。
バカボンのパパは言った。「これでいいのだ」。



最初に相馬さんに好きな言葉を尋ねると、この2つが挙げられた。そのユルさに拍子抜けして、一旦放置していたのだが、彼の話を聞いているうちに、2つの言葉がボディブローのように沁みてきた。

料理と山登りと沖縄が好き。酔うと三線片手にゆるゆる歌う、自称気のいいおじさん。相馬さんの語り口は冗談のよう

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【水野和佳の見たい世界】人の力を信じてる。だから繋ぎたい。大海へ解き放たれた今、私は感性のまま縦横無尽に泳ぐ。

ーー「たぶん、欲張りなんですよ」。彼女は言った。人生“たった”100年。やりたいことは全部やって、会いたい人には全員会いたいと。

水野さんと話すと、胸のあたりの温度が上がるのを感じた。それはきっと彼女がポンと飛び込んできてくれたせいだろう。
幼少期は大阪で、10歳から16歳まではアメリカで育った。知らない人にもアメちゃんをくれる大阪と、知らない人でも笑顔で挨拶し合うアメリカ、2つのスーパーフレン

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【熊谷優の見たい世界】54歳。僕はここから羽ばたいていく。新しい地平線の先に、農と共にある生き方を目指して。

ーーいまは、もう秋。人生100年を四季に例えるなら、50歳から75歳までが秋にあたる。これまでの成果である豊かな実りを味わい楽しむ、一番美しい時期といえるかもしれない。この季節を謳歌できずに冬を迎えるなんて嫌だ。これが熊谷優さんがニューホライズンコレクティブ合同会社(以下NH)の社内募集に手を挙げた最大の理由だった。

54歳。貸し農園で野菜を作りながら体のあちこちが痛いと言う。しかしそんな熊谷さ

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【野澤友宏の見たい世界】せっかく生まれたんだから中年になってもキラキラしたい。目指すのは「教えあう社会・学びあう世界」

ーー<<2031年、土曜午前9時@渋谷スクランブル交差点。「おはよー!」QFRONT方面へ渡る50人ほどの群れは、互いに手を振り、そこかしこに会話が飛び交う。「課題やった?」「今日発表でさあ」「来月は俺講師やるんだ」「帰りにご飯いかない?」

それは40代から60代の男女。経歴も専門も多種多様な彼らが、足早に向かう先は「学校」だ。数百人のミドル世代が各々のクラスに分かれ、これから授業が始まる。10

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【山口裕二の見たい世界】 僕がNHを作った理由。 アリとキリギリスが両立できる、人生100年時代の新しい働き方。

ーーアリは、ひたむきな努力と忍耐で、属した組織での役割を果たす。キリギリスは、一人で好きな音楽を気ままに奏でる。前者が会社員、後者がフリーランスと捉えてみるとどうだろう。これまで私たちは、そのどちらかの働き方を選択しなくてはならなかった。前者を選べば窮屈さが、後者を選べば不安定さがトレードオフでついてくる。

しかし合同会社「ニューホライズンコレクティブ(以下NH)」代表・山口裕二さんの描く未来に

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