
【江上徹の見たい世界】会計士20年、ついに「本当にやりたい仕事」を始める。ビジネスで使えるガチンコの英語学校づくり。
ーー静かに話す人だった。 電通でも異色の経歴とスキル。敏腕公認会計士で英語も堪能。ロジカルでクールな人。それが江上徹さんの第一印象だった。 彼の人生の第一目標には、自分の力で「飯が食えるようになる」ことが常にあった。会計士の勉強をし、経験と実績を積み、信頼され仕事の依頼が来るだけの力をつけた。 社会人になって約25年、「飯が食えるようになる」を叶えた今。いつからかどこかに置いてきぼりだった「本当にやりたいこと」に向き合うことにしたのだと言う。電通を辞め、NHに加わり、子育
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【阿部光史の見たい世界】デジタル時代に、世界中の人がカルタで遊ぶ。新しくて懐かしい「不易流行」が未来のクリエイションを創る。
ーー「見知らぬ土地の話を聞くのが病的に好きだった」。 村上春樹の作品で阿部さんが一番好きだという『1973年のピンボール』の冒頭はこの一文で始まる。 電通時代、CMや広告映像のヒットメーカーとして活躍した阿部光史さん。彼は幼少期から、知らなかった世界と出会うことがたまらなく好きで、その喜びから生まれる熱によって突き動かされるようにモノづくりを続けてきた人だ。 阿部さんが敬愛する、冨田勲さんというシンセサイザー奏者の演奏を、あとでYouTubeで聴いてみた。少年時代の彼が
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【森田直樹の見たい世界】ものづくり少年はいつしか本気の夢を見る。 ドローンが世界中のラストワンマイルを担う、新しい空を。
ーー「世界の空を変えたいんですよ」。彼は照れもせずにまっすぐ言った。 子供の頃はこれといった夢はなかったと言っていた。なのに今目の前の58歳が語るこの言葉は、まるで少年の語る夢じゃないか。そう思った。 クリエイティブ畑35年から、NH(ニューホライズンコレクティブ)へ。20年以上趣味で続けてきたラジコン飛行機の仲間たちと、ドローンの会社を立ち上げた。ヤマト運輸が行う山間地域で高齢者へ薬を配達する実証実験にも参加し成功させた。 ラジコン飛行機と言っても、森田さんの扱うもの
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